目次
あ行
- アイゼン
- 積雪期登山で登山靴の底に装着し、滑り止めとして使用するもの。
- 赤布
- 道標の一種で、赤や黄色の布切れ、ビニールテープが使用される。しかし不用意に従うのは危険。
- アルバイト
- 仕事ではなく、距離や高度のこと。
- アルファ米
- 水または湯を注ぐだけで食べられる状態の米。
- 右岸・左岸
- 河川や沢の両岸を示す言葉。上流から下流に向かい、右側の岸を右岸、左側の岸を左岸という。
- 浮き石
- 登山道にある不安定な石。滑落の原因にもなり、かなり危険。
- エスケープルート
- 縦走の途中で速やかに下山できる道。
- 堰堤(えんてい)
- 土砂の流出や洪水を防止するために沢筋に設けられた人口の堰(せき)のこと。
- お花摘み
- 主に女性がトイレに行くこと。
- 尾根
- 周囲と比べて高くなっている部分。谷と谷に挟まれた、高い部分。尾根のうち、特にピークから延びるものを主稜、そこから派生する枝尾根を支尾根(支稜)と呼ぶ。
か行
- 概念図
- 尾根線と水線を基本にして、簡略化して描いた地図の一種。
- 肩
- 山頂に近い平らな場所。山頂を頭に見たてています。
- ガレ場
- 岩壁や沢が崩壊して岩や石が散乱している場所。岩の大きさは、直径20cmくらいから1mを超えるものまである。
- 岩稜
- 急峻な岩尾根。
- キジ撃ち
- 山での排泄行為を指す隠語。
- キスリング
- 幌布でできた大型のザック。
- 急登
- 急な上り坂。地形とは関係なく、道の傾斜が急なことを指す。
- キレット
- 稜線上が深く急激に切れ込んでいる場所をいう。
- クサリ場
- 一般登山道の急斜面の岩場などに、登降時の安全確保のためのクサリが設置されている場所。
- けもの道
- 山に住むシカやイノシシなどの動物が通り自然にできた踏み跡。
- GORE-TEX(ゴアテックス)
- 防水性と通気性を併せ持つ新素材。雨などの水は通さないが、汗などの水蒸気は通す。
- 合目
- 登山口から山頂までを10分割したもの。登山口が一合目、山頂が十合目。
- コル
- 稜線上で、少し低くなっている場所。馬具である鞍のようになっていることから名が付いた。
- ゴルジュ
- 両岸の岩壁が狭まった細い谷筋を表すフランス語。
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さ行
- ザイル
- 登攀の際、確保などに利用する綱のこと。
- ザレ場
- 粒の細かい砂礫地帯。礫は、粒径2mm以上の小石。それよりも小さいものが砂。
- 三角点
- 三角測量を行うために設けられた基準点。見通しのよい場所に設置されるため眺望スポットになる。四角柱の標石で、一等から四等まである。
- 三点確保
- 主に岩場の登下降で用いられる技術。手足の合計4支点のうち、1支点だけを動かし、残る3支点で確実に身体の安定を確保すること。
- 支尾根(枝尾根)
- 主稜線から左右に派生して下方に延びる尾根。
- GPS
- 衛生を利用して現在地を測定するシステム。
- シャンク
- 靴底を硬くするために入れる、硬質プラスティックなどの板。
- 縦走(じゅうそう)
- 稜線伝いに複数の山頂をたどっていく登山形態。
- セルフレスキュー
- 遭難や事故から自力で脱出すること。
た行
- 谷・沢
- 周囲と比べて低くなっている部分。尾根と尾根、山と山の間の、低くくぼんだ部分。水が流れていないこともある。
- つづら折り
- 山腹の急斜面をジグザグにたどる坂道。
- 吊尾根(つりおね)
- 2つの頂上を結ぶ稜線が、吊橋を架けたように見える尾根。
- 出合(であい)
- 複数の沢が合流するところ。また、登山道から目的の沢に入る地点のこと。
- 鉄砲水
- 急激に増水した雨水が土砂などを伴って川や沢を激しく流れ下るもの。
- 徒渉
- 川や沢を徒歩で向こう岸に渡ること。
- トラバース
- 山腹を横切ること。
- 取付(とりつき)
- 平坦な道から、尾根に登り始めるところのこと。登山口を表すこともある。
- トレッキングポール
- 登山用の杖。
な行
- ナイフエッジ
- ナイフの刃のように鋭く切り立った岩や雪の稜線。
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は行
- ハイドレーションシステム
- 歩きながら水が飲めるようにしたシステム。
- バリエーションルート
- 整備された一般登山道以外のルート。
- ピーク
- 山の山頂。いちばん高いところ。
- ビバーク
- 露営の意味で宿泊施設を利用しないで一夜を明かすこと。
- ビブラム
- イタリアのビブラム社製のゴム底のこと。ビブラムソール。
- 踏み跡
- 人や動物が通ることによってついた跡。
- ペンキ印
- 岩にペイントされた◯印やバツ印。バツ印は侵入禁止の意味。
ま行
- 巻く
- 通過困難な場所やピークを迂回すること。迂回路を巻き道と呼ぶ。
- 水場
- 飲料に適した水を補給することができる場所。
- メリノウール
- スペイン原産のメリノ種から取った羊毛。
- 木道
- 湿原などを保護する目的で気でできた歩道。
や行
- ヤセ尾根
- 両側が鋭く切れ落ちた細い尾根。登山コースによっては、馬ノ背、刃渡りなどと呼ばれる。
- ヤブ漕ぎ
- ヤブをかき分けながら進むこと。
- 山屋
- 登山愛好家や、登山マニアなどのこと。「山ヤ」とも書く。沢登り愛好家を「沢屋」、岩登り愛好家を「岩屋」ということもある。
ら行
- ラッセル
- 雪山で、深雪をかき分けて歩くこと。
- リッジ
- 尾根や山稜のこと。
- 稜線(りょうせん)
- 峰と峰とを結ぶ尾根の連なり。山稜の中でも、特に山の最高点を結んだ線。主稜線と副稜線がある。
- リングワンデルング
- 視界の悪い場所で道に迷い、歩いているうちにいつのまにか元の場所に戻ってきてしまうこと。
- ルートファインディング
- 自分が進む正しい道や方向を見つけること。
- ロー・インパクト
- 人が山歩きすることで自然環境に与える影響を最小に抑えるようにすること。