機能性タイツは、一般的な保温タイプのタイツと似ていますが、それだけではないプラスアルファの機能を持ったものを指します。
腰痛予防や筋疲労軽減など、下半身のパフォーマンスをサポートする機能性タイツ。サポート力は千差万別。用途やフィーリングに合ったもので、山行をより快適にしよう!
【基礎知識1】種類の違い
「サポートタイプ」と「リカバリータイプ」がある
機能性タイツは、「サポートタイプ」と「リカバリータイプ」の2タイプがあります。
大別すると、”テーピング機能をタイツに組み込んだ、ケガを防ぐサポートタイプ”と、”足先から段階的に着圧を変え、血流を促すリカバリータイプ”がある。前者はヒザや腰に不安のある人に向く。後者は、疲労軽減や回復力アップを図りたい人に向く。
サポート タイプ |
生地の特性やパターン、伸縮性の違いを利用し、膝や腰、ふくらはぎなど、故障の多い箇所または不安のある箇所を加圧してサポート。
余計なブレをなくして安定させることで、ケガを防ぎ故障箇所を補助してくれるテーピングの機能をもたせたタイプ。 積極的に関節や靭帯をサポートしたい人に適している。 |
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リカバリータイプ | 足先から腰へと段階的に着圧を変え、加圧力が段階的にゆるくなる設計。血流促進や筋肉のブレ防止などの効果で、肉体疲労の軽減、体をよりよいコンディションに導くタイプ。
それにより運動パフォーマンスを向上させ、疲労をためにくくする。 |
機能性タイツは、基本、直接履ける仕様になっています。下着を履いてもその機能を損なうことはありませんが、下着を着ける場合は、できるだけ薄いものを選らんでください。
【基礎知識2】正しい使用方法
正しい着用!ポイントはヒザの注意

機能性タイツは正しく着用しないと、期待した効果を発揮できません。ポイントはヒザの位置。ヒザの位置がずれていると、ヒザを痛めるなど逆効果になる場合があるので注意が必要!生地がスレたり、ネジれたりしないように丁寧に足を通し、ヒザがタイツの所定の場所に収まるように調整しよう♪
収まるべき位置にヒザがはさまると、動きはスムーズ。タイツ本来の効果が発揮。山行中も、定期的にズレていないかチェックするようにしてください。
【基礎知識3】使用時の注意
他のアイテムとの併用はNG

他の機能系ウェアやサポーターなどとの併用は、着圧が変わったり、正しくテーピング機能が発揮できないなど、危険が伴うのでNG
その他の注意事項
薄いストレッチ素材を使用しているものが多いので、着脱の際や、鋭い岩や枝による穴あきにも注意しよう!