登山のパンツの基礎知識

登山中に一番体を動かす場所は「脚(あし)」。その重要な箇所を守るのがパンツ(ズボン)の役割。

以下で『登山のパンツ』についてご紹介します。

登山における「パンツ」の役割

上半身に着るウェアほど、パンツは注目させることはありません。でも、体のなかで、登山中にもっとも動かす部分は、脚(あし)です。

機能性の高いパンツは、山歩きの質を向上させます。登山用パンツは、もっとも目を向けるべきウェアです。

登山中に求められる性能

登山中のパンツに求められる性能は、次のとおりです。

  • ストレッチ性
  • 通気性
  • 速乾性
  • 防風・防寒性
  • 安全性
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これらを大別すると、動きやすさ、体温調節、脚まわりの保護の3つに分けられます。

求められる性能
動きやすさ ストレッチ性
体温調節 通気性 速乾性 防風・防寒性
脚の保護 安全性

用途や季節に応じて、自分の山行スタイルにあうパンツを探してください。

登山用パンツの種類

登山用に販売されているパンツは、次のような種類があります。

  • ロングパンツ
  • ショートパンツ
  • コンバーチブルパンツ
  • ハーフ(七分丈)パンツ
  • ソフトシェルパンツ

以下でそれぞれの『パンツタイプの特徴』をご紹介します。

ロングパンツの特徴

登山用としてもっとも人気があるのが『ロングパンツ』。気温が低いときにも暖かさをキープ♪ヤブでチクチクすることなく、日焼け防止や保温効果もあります。

でも夏場は暑く、汗でパンツの生地が脚にまとまりつくのを嫌う人も多いですが、大半は通気性の高い生地を使用していて、その問題を軽減しています。

山岳メーカーがラインナップする登山用パンツは、ストレッチ素材を用いて、立体裁断を施したものが多く、ヒザなどにかかる負担が減るように配慮されています。

【特徴のまとめ】
  • 寒い時にも暖かいはき心地
  • 足全体をおおいケガを防止
  • 肌と布地の摩擦で脚には負担が

ショートパンツの特徴

サポート系タイツなどと組み合わせるスタイルが主流の『ショートパンツ』。

ヒザの曲げ伸ばしにストレスを感じさせない。運動量が多いファストパッキングなどに向いています。
※ファストパッキングとは、軽量装備で臨み、スピード感を重視した登山スタイルのこと

また、夏は涼しいのも利点。でも、肌を露出しているとケガをしやすい。場所やコーディネートを検討することが必要。

【特徴のまとめ】
  • 風通しがよく、内部が蒸れない
  • 肌の露出が多く、ケガをしやすい
  • タイツとの組み合わせが主流
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コンバーチブルパンツの特徴

太もも部分などにファスナーが付き、長さを変えられるのが『コンバーチブルパンツ』。

ロングパンツとショートパンツの両方を一枚で着こなせます。

ファスナーが脚に当たる感覚があったり、ファスナー部分の生地の伸縮性が犠牲になるものの、天候や気温、場所に合わせて、応用力を発揮し、自由に体温調整できることが利点。

【特徴のまとめ】
  • 場面に応じた使い分けが可能
  • ファスナーが邪魔に感じることも
  • ストレッチ性が多少犠牲になる

ハーフ(7分丈)パンツの特徴

ロングとショートの良いとこ取りが『ハーフパンツ』。擦り傷や打ち身を起こしやすいヒザまでを生地でおおっているのがポイント。

ショートパンツほどではないが、内部への風通しもよく、適度な保温力も兼ね備えています。雪がない時期には選択肢としてオススメできるパンツ。

取りはずし後に、ショートパンツになるものや、ハーフパンツ(7分丈)になるものなどがあります。

【特徴のまとめ】
  • 重要なヒザをおおいケガの恐れを減少
  • 保温力と通気性の適度なバランス
  • 中途半端な丈は使いにくいことも

ソフトシェルパンツの特徴

ストレッチ性、撥水性、通気性が高く、使い方次第で、いろんな条件に対応するのが『ソフトシェルパンツ』。

防水性まではいかないが、高い撥水性があるので、小雨程度ならレインウェアを着込む必要がありません。

でも、使用されるパンツ生地が高価になるため、商品価格は高くなってしまいます。

【特徴のまとめ】
  • ストレッチ性、撥水性、通気性が高い
  • 小雨ならレインウェアいらず
  • 価格が高い