火山の噴出物

火山が噴火をすると、火口からさまざまな物質が放出されます。

  • 溶岩
  • 火砕物(火山灰など)
  • 火砕流
  • 火山ガス
  • 熱水泉・温泉

など。

以下で、『火山の吐出物』をご紹介します。

溶岩

地中のマグマが、地表に噴出した高温の液体状の物質。噴出時の温度は、700〜1200℃。

火山の斜面を流れる溶岩には、火口から山麓に向かって流下し、一般的には秒速5m以下でゆっくりと流下。しかし、最大時速は30kmにもなるものもあります。

ちなみに放熱し温度が下がると、溶岩は個体に変化しますが、固体となったものも溶岩といいます。

火砕物(火山砕屑物)

火山活動によって放出された破片状の固体物質のこと。

爆発的噴火によって、火口から直接空中に放出されたものだけでなく、”火砕流”や”岩屑なだれ”として山腹を流れたものがあります。

大きさによって分類され、以下のように火山灰かざんばい火山礫かざんれき火山岩塊かざんがんかいなどに分かれます。

火山灰 2mm以下の火砕物
火山礫 2mm〜64mmの火砕物
火山岩塊 64mmを超える火砕物

火砕物の飛ぶ距離は爆発の規模によって、異なります。火口から約4km先に飛んでいくことも。

火砕流

緩やかな溶岩とは違い、火山噴火時に秒速30m以上、数百℃の温度で流れ下るのが火砕流。

火砕流は、火砕物(火山砕屑物)と空気が混じり合って形成されます。

山体に沿って高速で下降しますが、その速度は時速100km以上になることもあります。

なお、火砕流の周辺では、火山灰と空気が混じり合ってできた高温の希薄な流れ”火砕サージ”が発生することもあります。

火山ガス

火山の噴気孔から噴出されるガスのこと。爆発的な噴火のエネルギー源にもなります。

主成分はマグマから蒸発する水成分(水蒸気)で、以下のような成分も含まれ、非常に危険です。

  • 二酸化炭素
  • 一酸化炭素
  • 二酸化硫黄(硫黄酸化物)
  • 硫化水素
  • 塩化水素

熱水泉・温泉

地下のマグマによって、地下水や滞留している水などが熱せられ、地表に噴出したもの。

そのうち、高温のものを熱水泉ねっすいせん、高温でないものを温泉といいます。

高温のもの 熱水泉
高温ではないもの 温泉

また規則的あるいは、不規則的に水蒸気や熱水を吹き上げる温泉を間欠泉かんけつせんといいます。