登山のスズメバチ対策

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山で最も出現率が高く、危険な生き物、それがスズメバチ

実際、「熊」や「マムシ」よりも被害者・死亡者が多いのがスズメバチです。

人を刺すハチには、スズメバチ、クマバチ、アシナガバチ、ミツバチなどがいますが、中でもスズメバチは、攻撃性が強く、猛毒を持つので注意が必要!

以下で、『登山のスズメバチ対策』をご紹介します。

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スズメバチに刺されないようにするには

スズメバチ対策は、次の3点が重要です。

  • 季節
  • 服装やニオイ
  • 近づかない

以下で、その理由を説明します。

特に秋の季節に注意する

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春から秋にかけて活動するスズメバチですが、秋期(9〜10月)は、最も危険な季節です。

秋は、新女王蜂が誕生する季節であり、さらに、多くのスズメバチがオオスズメバチへの警戒を強めて巣の防衛行動をより一層強くするため、注意を要する。※オオスズメバチは秋に他種のスズメバチやミツバチの巣を襲う

この時期の登山は、万全の対策を!

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服装の色やニオイに注意する

黒い服や香水もスズメバチを興奮させる恐れがあるので、夏・秋に登山&ハイキングに行く場合は、香水や黒い服を控えるようにしましょう。

服装

肌の露出を抑えた服装はもちろんですが、服色は中間色がおすすめ。黒い服だと、ハチを刺激するそうで、攻撃されることがあります。

スズメバチは、『コントラストの識別によって、黒色や暗色を判断し、攻撃行動を活発化させる行動特性をもつ』と考えられています。そのため黒い服は、攻撃箇所により選ばれやすい。

また重要なことですが、興奮したスズメバチは、黒色のものをより攻撃するという意味で、白色のものを攻撃しないということではありません。

特に目を刺されないように注意してください!失明の可能性があります。

ニオイ

また香水・整髪料は、ハチの興奮を誘うので、登山&ハイキングにいくなら付けないように!

特に香水には、スズメバチの警報フェロモンと同じ物質が含まれていて、スズメバチをひきつけます。

また、アルコール飲料や清涼飲料水の取り扱いには注意が必要!糖分を求めたスズメバチがニオイに誘引されて近寄ってきます。飲まないときはしまう、缶入り飲料は避けるなど、スズメバチを寄せ付けないように!

ハチに近づかない

さらには、『ハチには近寄らない』という鉄則もあります。人間が近づくとそれだけで攻撃を仕掛けられたと思い、本能的に攻撃してくることがあるからです

スズメバチを警戒すべき場所は、次の3カ所。

  • 女王蜂のいる巣
  • 縄張り
  • エサ場

スズメバチは、女王蜂のいる巣や縄張りに対して、強い防衛行動をもつため、巣や縄張りから10m以内に近づくと警戒行動をとり、接近した者の周囲を飛び回ります。

無意識に巣に近づいていることもありますので、注意しましょう。

また、エサ場など、スズメバチが食べ物に集まっているところにも、近づかないこと。食べ物に対し、高い執着を持っています。

また、スズメバチの死体でも、触ると反応して刺してくることがあるので、触れないように!

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スズメバチに遭遇したら

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スズメバチに遭遇したら、次のことを意識してください。

  • 姿勢を低くし、ゆっくりとその場を離れる
  • 手で払わない
  • 音を立てない

 姿勢を低くし、ゆっくりとその場を離れる 

スズメバチは、上下の動きが苦手です。また、ハチの目は、前方と上方はよく見えるが、下方は見えにくいといわれています。

姿勢を低く保ち、ジッとし、ハチが巣に戻るのを待つか、かがみながら後ずさり、刺激しないようにゆっくりとその場を離れてください。この際、体の動きをできるだけ少なくすることをお忘れなく。焦って逃げ出すのは止めましょう。

 手で払わない 

ハチは、縄張りに入ってきた素早く動くもの(特に左右に動くもの)に敏感で、その動くものに攻撃する習性があります。はたき落そうとして、手や衣類、タオルで払ったりすると、ますます攻撃的になります。

 音を立てない 

ハチの接近に驚いて、大声を出して騒いだりすると、却ってハチが興奮して危険度が増します。

「カチカチ」音は、威嚇音

「カチカチ」音が聞こえたら、行動は慎重に。

スズメバチは、警戒態勢に入ると、「カチカチ」と左右の大顎を打ち鳴らして、威嚇音を出します。そして、これは最後の警告

それでもその場から立ち去らないと、仲間のハチを呼び寄せて集団で攻撃してきます。よって、この音が聞こえたら、速やかに立ち去ってください。

注意が必要なのは、「必ず威嚇音を出すわけではない」ということです。実際は、無警告でいきなり集団攻撃してくることのほうが多い。