登山中の熱中症の対処法

登山中に不運にも熱中症にかかってしまった場合は、迅速な対応が必要になります。命の危険にもかかわるので、処置は適切に。

以下で『登山中の熱中症の対処法』をご紹介します。

熱中症になってしまったときの対処法

熱中症の処置の手順は

  1. 風通しの良い涼しい場所に移動
  2. ケイレンがある場合は、軽くマッサージ
  3. 衣類を緩めて、寝かす
  4. 濡れタオルなどで冷やす
  5. 水と塩分を補給

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重要なのは、以下の3点。

  • 体温の上昇を止める
  • 体温を下げる
  • 水分と塩分を補給

体温の上昇を止める

熱中症の対処法としては、まず風通しの良い涼しい場所に移動し、安静な状態にします。また筋肉がケイレンしている場合は、患部を軽くマッサージしてください。

脚を少し挙げた状態で寝かせてください。

もし意識がない場合は、タンなどをノドに詰まらせる可能性があるため、横向きに寝かせてください。

そして衣類のボタンやファスナーなどをゆるめて楽な状態に。衣類の通気性がよくなることで体温を下げる効果もあります。

体温を下げる

濡れタオルを当てて、体温を下げます。

濡れタオルを当てて冷やす場所は、太い血管が通っているワキの下や脚の付け根(そけい部)、首など。そして、衣類やマットなどを使って風を送って気化熱の放出を早めてください。

【水の気化熱】

液体は蒸発(気化)するとき、周りから熱を奪います。この熱を「気化熱」といいます。水滴が皮膚に付着している場合、水滴が蒸発して水蒸気になるときに体温を奪ってくれます。結果、熱中症の回復を早めます。濡らすことは非常に重要です!

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水分と塩分の補給

飲み物が飲める場合には、スポーツドリンクなど飲ませ、水分と塩分の補給をしてください。水分と塩分などの電解質を補給することで、頭痛などを軽減させることができます。

可能なかぎり、飲むようにしてください。

それでも熱中症から回復しないなら

症状が軽症と思っていても、30分以上回復の兆しがない場合、または意識障害や症状が重い場合には、迷わずに救助を要請しましょう。

山では迅速に搬送できない場合も少なくありません。救助要請をしても、すぐには助けにきてくれません。一刻を争う場合、救助要請に対する明確な線引きが必要になります。