登山のハイドレーションシステム

ハイドレーションシステムとは、水筒にチューブを取付けた吸水システムのこと。一般的には、合成樹脂製のフィルム状の柔軟な水筒(リザーバータンク)とチューブの組み合わせ。

ザック内に収納した水筒に水やスポーツドリックを入れて、付属のチューブで吸い上げて、歩きながらこまめに水分補給ができます。


スポンサーリンク

ハイドレーションシステムとは

以下で、ハイドレーションシステムの歴史、また長所&短所について説明します。

ハイドレーションシステムの歴史

ハイドレーションシステムの元祖は、「CAMELBAK(キャメルバック)」。歴史は古く、初登場は1988年。

きっかけは、アメリカで行なわれた長距離自転車レース。このレースに参加した選手が、脱水症状対策に「輸血バッグ」と「手術用のチューブ」を使って水分補給装置を作りました。その自作の吸水装置を自転車用ジャージに縫い付けて生まれたのが「キャメルバック」です。

その後、自転車競技だけでなく、軍事、警察用にも使われるようになり、1991年の湾岸戦争時を契機に爆発的にヒットします。

その後は、マラソンや登山などにも幅広く使われるようになります。

ハイドレーションシステムの長所

ハイドレーションシステムの利点は次のとおり。

  • 歩きながら吸水できる
  • 非常に軽く、水を入れていないときは小さく収納できる

歩きながら吸水できるため、こまめに水分補給ができます。これにより脱水症状にトラブルが軽減。また水が減った分コンパクトになるので、荷物がかさばらない。

ハイドレーションシステムの短所

ハイドレーションシステムの欠点は次のとおり。

  • メンテナンス不足でカビが生える
  • 掃除が大変
  • 水漏れの可能性がある
  • 長く使い続けていると素材が劣化する
  • テント場や小屋の中ではチューブが邪魔になる
  • 冬季はチューブが凍結しやすい

便利かつ軽量なハイドレーションシステムにも欠点があります。1番の欠点は『カビの発生』。メーカーは掃除がしやすいように工夫していますが、細かい部分が多く、カビのトラブルにあってしまいます。

冬季に凍結しやすいチューブですが、オプションで保温カバー付きのチューブも販売されています。

ハイドレーションシステムの各部の名称と機能

リザーバー(ソフトボトル)

水筒部分のこと。ハイドレーションシステムとしてだけでなく、通常のリザーバーとしても機能する。

チューブ

吸水チューブのこと。

バイトバルブ(マウスピース)

口をつけるチューブの先端部のこと。オプションでサイズが大きいビッグタイプも販売されています。

スポンサーリンク