ザックの手入れ

下山後、ザックをどうしていますか?

ザックは、山行中にたっぷりの汗を吸い込み、ザック本体の底部などは泥汚れがつきやすい。

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多くのザックの生地の裏側(内側)には防水コーティングが施されています。

でも湿ったままにしていると『加水分解』という現象を起こし、剥がれてきてしまいます。それを避けるために、しっかりとメンテナンスをしましょう!

加水分解(かすいぶんかい)とは?

コーティング材が水と反応し、分解してしまうこと。主に、ベトついたり、コーティングがポロポロと剥がれたりします。こうなると、収容物を汚してしまうので、ザックは使えなくなります。

以下で、『ザックの手入れ』をご紹介します。

ここで、ご紹介しているのは、あくまでも一般的な例です。まずは、ザックに付いている取扱説明書をよく読んでください。

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ザックのメンテナンス

汚れがひどくない場合は、軽く表面をキレイに拭き取ってから、しっかりと陰干しをする程度で十分です。

でもニオイや汚れがひどい場合は、丸洗いしましょう!

ザックの洗い方

ザックを洗う手順は、3つ。

  1. 押し洗う
  2. 陰干し
  3. 撥水処理

①フレームなどを抜き、化学繊維用の洗剤で押し洗い

取り外し可能なフレームやパッド類はあらかじめ外しておく。浴槽など、ザックを折りたたまずに入れられる容器に水をため、化学繊維用の洗剤(家庭用中性洗剤でもOKですが、化繊用なら安心して使えます)を入れて手でパッド部や底部を中心によく洗ってください。

ザック本体の内部生地は防水コーティングされているので、モミ洗いはダメ!

②よくすすいだ後、陰干し

洗剤が残らないよう、泡が出なくなるまで水で充分にすすいでください。そして水をある程度切ってから、水切れがよくなるように底を上にして、しっかりと陰干し。

③撥水スプレーをかける

ザックが乾いたら、生地に化学繊維用の撥水スプレーをかけ、その後にドライヤーで熱を加えてください。こうすることで、洗って弱まったザック生地表面の撥水機能が復活します。

撥水スプレーは、雨天時などの防水機能だけでなく、ある程度の汚れ防止に役立ちます。注意が必要なのは、ゴアテックスなどの通気性もある防水素材。フッ素系の撥水スプレーでないと通気性が損なわれます。次の『ロックタイト 超強力防水スプレー』は、フッ素系なのでオススメです♪


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ファスナーにも潤滑剤を。


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山でザックが破れたら…

山中での重大トラブルの1つが、「ザックの破損」。いざというときに備え、最低限の修理用具を積んでおきましょう。

太めの針とタコ糸は他の用具の修理にも使え、ナイロンの結束バンドも利用できます。ザックの生地の破れ対策にはガムテープもあるとGood。本格的な修理は帰宅してから行ってください。

【簡易補修に使えるグッズ】

  • 太目の針
  • タコ糸
  • 結束バンド(タイラップ)
  • ガムテープやテーピング

交換可能なバックルの破損やストラップ先端のホツレ程度なら自分で交換・対策を施せます。※バックルとは、ハーネスの結合部などにある部品です。サイズ別で単品販売されています。


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ですが生地の劣化や穴、ストラップの根元の縫い目のホツレなどは、メーカーやショップに相談してください。特に、荷重がかかりやすい箇所は要注意です!

素人補修で、山に行くことは、高いリスクを背負っているのと同じ。